2007年09月26日

大変ツライお知らせです

9月10日午前3時15分、ウェンディちゃんは突然息を引き取りました。  9月8日優しい里親さんに暖かく迎え入れられてから、たった一日半の悲しいお別れでした。  順調にトライアルが始まり、誰もがウェンディちゃんの幸せを確信した矢先でした。  旅立ちがこんなに早く来ようとはだれが思ったことでしょう。

朝方3時過ぎに突然息遣いが荒くなり、痙攣をおこし、あっという間だったそうです。  お届けの初日も亡くなったその夜も息子さんが添い寝してくださったので、急変にすぐ気がつかれ、朝3時という時刻にもかかわらず、ご家族皆さんに看取られて亡くなったそうです。 心筋梗塞、それとも血栓だったのではないかと思われます。 長いこと病に伏せることなくアッという間に逝ってしまったのは、貴婦人のウェンディちゃんらしい最期だったのかもしれません。

お届けの2日前位から時々ハアハアという荒い息をするので気になり、病院へ連れていくべきか迷いました。 心臓肥大(多分年相応)と気管支炎がありましたが、獣医さんからお薬をもらって飲んでいましたし、食欲もあり元気だったので、それほど急を要する状態だとは思いませんでした。 今更ながら、あの時もう一度、診てもらえばよかった・・・

もっと早くご報告をと思いながら、その気持ちになれませんでした。 預かりママの私でさえ、このようだったのですから、ウェンディちゃんとの生活をそれは楽しみにされていた里親さんご一家の落胆と悲しみは察するに余りあります。 ウェンディちゃんを人目ぼれだとおっしゃって、里親に名乗り出てくださったIさん一家。 2月に愛犬のラムちゃんを13歳で亡くされ、この度また、到着早々にウェンディちゃんの死に立ち会うこととなってしまい、お気の毒で申し訳ない気持ちでいっぱいです。

6月29日にセンターから引き出された時の様子をカコさんはコメントで次のように書かれています。 「本当にシェルティらしい、利発さの見える子で自分の置かれている状況を納得できずに、お家へ帰りたいよと鳴いていて胸が痛い思いがしました。」

2週間のプチ預かりのたまさん宅で一度だけ朝まで寝なかったことがあったそうですが、これも前のお家を思い出して泣いていたのかもしれません。  

我が家には7月14日から一ヶ月と三週間の滞在でした。 とっても美人さんで、性格もハナマルでしたが、10歳という高齢だったため、ウェンディちゃんの良さを理解してくれる里親希望のご家族が見つかるまで長いことかかると思っていました。 もしだれも希望がなかったら、「うちの子にしよう」と主人と話していたくらいです。  ウェンディちゃんは本当に魅力的な可愛い子だったから。  前回お預かりしたダブルマールの目の不自由な子の時もそうでしたが、今回もそれは私たちの思い上がりに過ぎませんでした。  私どもとは全然比較にならないほどの、愛情溢れる優しい里親さんが見つかったのです。

8月25日の羽田での里親会はまさしく、赤い糸で結ばれていたような偶然が重なってのうれしい出会いでした。  今年の夏は酷暑だった上、遠距離だったので、当初不参加の予定でした。 それが急遽その朝9時過ぎに参加しようということになったのです。 しかし大変な渋滞に巻き込まれ4時間以上もかかってしまいました。  その間Iさんご一家はずっと待っていてくださり、二部にまた出直してくださったのです。

Iさんの息子さんの先輩の方がやはり保護犬だったホイップ君の里親さんというご縁で、今回の里親会をお知りになったそうです。  ホイップ君の元預かりのcotoさんのお話では、「里親会は2月にラムちゃんを亡くしてまだ犬を見るのはつらいということで、息子さんが来られる予定でしたが、ご両親が早い時間から突然来てくださり、たまたま参加になったウェンディちゃんをずっと待ってくださり、ご対面になったそうです。」  ホイップ君の里親さんのちかさんもこのブログでIさんご一家のことを「ラムちゃんをとてもかわいがっていたので、ウェンディちゃんのことも大きな愛情で接してくれるご家族だと思います。」と太鼓判を押してくださっていました。  

定年しているご自分の年齢を考えると、最後まで面倒を見切れないこともありうるからと、Iさんは子犬ではなく敢えて10歳のウェンディちゃんを選んでくださいました。 犬の将来を愛情を持って誠実に考えてくださる、すばらしい里親さんに見初められ、その家の子になり、ウェンディちゃんはとっても幸せだったに違いありません。 自分の本当のお家を見つけて、安心して旅立ったのでしょう。 たとえ40時間に満たない短い間だったとはいえ、ウェンディちゃんにとっては一年分、それ以上の価値の幸せだったと思います。 年取ってから捨てられるという辛い経験をしたウェンディちゃんにとって、最高のプレゼントだったはずです。 暖かいお気持ちでウェンディちゃんを迎えてくださったご家族の皆様にはどんなに感謝してもしきれません。 Iさんご一家がすばらしいご家族だっただけに、そして幸福な生活が始まる矢先だっただけに、残念でなりません。 

我が家のブラッキー(通称ブー)もセンターの保護犬でした。  2年前の7月、神奈川県の足柄山を放浪していて収容されたそうです。 長い間放浪していたらしく、引き出された当初は毛がフェルト状態の憐れな姿だったようで、「よくこの夏をその状態で生き延びたものだと感心ー寒心させられました」と書かれていました。 ひょうきんで人が大好き、今や我が家のかけがえのない存在ですが、救われたのは本当はブラッキーではなくて、私どもだったかもしれません。 死の直前に引き出してくださったボランティアの皆さんに心から感謝し、小さな命を救うために少しでも自分たちにできることはないかと始めたのが、昨年からの預かりです。

もう要らないから、年をとったからと捨ててします飼い主さん。  自分に置き換えて、もう一度その子のことをよく考えてみてください。  どんなに裏切られようとも彼らは人間のことが大好きなのです。 ウェンディがそうであったように。 ブラッキーがそうであるように。

人間の身勝手で殺処分になる保護犬・猫がいなくなる日が一日も早く来ることを祈ってやみません。

保護されてからのウエンディちゃんの思い出の写真集です。

200708021738.jpg 200708021740.jpg 200708031758.jpg Wendy1.JPG 200707232317.jpg 200708241822 Wendy.jpg Wendy ミッキーマウスと.jpg WendyJuly14.jpg Wendy 玄関にて.jpg 200708241312 Wendy.jpg 200708302233.jpg 200708291711.jpg 200708270831.jpg 200708270832.jpg 200709060903.jpg 200709022120.jpg 200709070933.jpg 200709081048.jpg


WendyJuly14.jpg P1010721.jpg P1010714.jpg P1010719.jpg P1010713.jpg P1010712.jpg Wendy New House2.jpg Wendy New House2.jpg 91cb.jpg 62f4.jpg 33e9.jpg 3ede.jpg 5a6c.jpg 6696.jpg 445c.jpg d7b2.jpg 7313.jpg





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ニックネーム yukko at 16:51| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拝見しました。
yukkoさま、里親さま、プチ預かりのたまさん他、かかわってこられた皆様、大変ショックな事だったと拝察いたします。

私も会社でたまたまこちらに来て涙しそうになっています。これから落ち着いた生活を送れると思っていたのに残念ですね。。。

それでも、救い出されてからさまざまな人の助けをえて、たくさんの愛情を注いでもらい、看取ってもらえたWendyちゃんは幸せに包まれていたと思います。こちらで拝見する写真はとても幸せそうな笑顔でした。

ご冥福をお祈りいたします。

Posted by ゆま at 2007年09月26日 17:41
本当につらい別れでした。
短い間でしたが、yukkoさんにウエンディちゃんをご紹介でき、お世話になり、奇跡のめぐり合い見たいに優しい里親様ともめぐり合い、暖かいお家で天国に召されたこと。。センターから救っていただいて、本当に良かったと思います。
ウエンディちゃんが幸せな日々を送った事は、可愛い数々の写真を見るとよくわかります。

わが子として、お見送りくださって、49日後ラムちゃんとともに眠ることになったウエンディちゃん。。里親さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

yukkoさん 色々ありがとうございました。 保護犬に関わることは、このようなつらい経験もあるのだなと今回本当に思い知らされました。
少しお休みになって、また一匹でも多くの子達の助けになってあげてください。
Posted by Kicco at 2007年09月26日 20:44
ゆまさん、

早速暖かいお言葉いただき、大変ありがとうございました。 ウェンディちゃんは本当に可愛い子でした。 夢だったらよかったとのにと思います。 救いはすばらしい里親さんのもとで亡くなった事です。 

もっと早くお知らせすべきところ、遅くなって本当にすみませんでした。  これからも預かりを続けていくつもりですので、また立ち寄ってくださいね。
Posted by Yukko at 2007年09月26日 22:05
Yukkoさん、この度はなんと申し上げてよいか…読みながら涙が止まりませんでした。
トライアルがはじまった日の夜に、友達が早速ウェンディちゃんのかわいい写メールを送ってくれて、いよいよトライアルがはじまりウェンディちゃんは幸せになるんだと思った矢先の出来事でした。
預かりのYukkoさんや里親会であんなにも長い時間ウェンディちゃんについていてくださった友達のご家庭がどんなにつらい思いをされているかと思うと、そしてたくさんのつらい思いをして幸せを目の前にこの世を去ったウェンディちゃんを思うと不憫でなりませんでした…
友達の家族としてウェンディちゃんは旅立たせてもらったそうですね。それが本当にせめてもの救いです。
Yukkoさん、おつらいと思いますが、元気だして下さいね。
私たちもYukkoさんと同じ思いで、24日から預かりをはじめました。シーズーのまゆちゃんが来ています。とてもいい子です。まゆちゃんの新しい家族が見つかるようがんばりたいと思っています。もしかしたら里親会などでお会いできる機会があるかもしれませんね。

ウェンディちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。
Posted by ちか at 2007年09月27日 12:50
yukkoさん、お疲れ様でした、そして有難うございました。
改めてお写真を拝見し「なんて美人なんでしょう!」と思いました。
辛い体験を乗り越え、こんなに明るい素敵な笑顔を見せてくれた
ウェンディちゃん、「かわいそう」では無く「綺麗だね、頑張ったね」と
声を掛けてあげたいです・・・。
ウェンディちゃんはyukkoさんと里親様のお陰で、
人の愛情に包まれて虹の橋へ旅立てましたね。
yukkoさん、里親様、本当に有難うございました。
Posted by えむこ at 2007年09月28日 08:51
Yukko様

いつもなら毎日お邪魔しているのに何故かここ数日は見ておらず、今日、職場でウェンディさんの訃報を拝見いたしました。

最初「え?私、今、どのブログ見てたんだっけ?」と思ってしまうくらいびっくりしましたがウェンディさんだと再認識したとき、胸にぽっかり穴が開いたように感じました。

でも最期の写真を拝見したとき、ウェンディさんは幸せだったと確信いたしました。
早すぎる旅立ちでしたがYukko様ご一家の愛情と里親様ご一家の愛情の両方を胸に、しかも里親様ご一家に見守られての旅立ちですものね…。

ウェンディさん、おやすみなさい。ずっと大好きだよ。

そしてYukko様、里親様ありがとうございます。
お疲れ様でした。

たった2週間ですがウェンディさんとの生活させていただいたこと、絶対に忘れません。

やっぱりこれからもウェンディさんのファンでいさせてくださいね。
Posted by たま at 2007年09月29日 00:15
ちかさん

優しい励ましのお言葉をいただき、ありがとうございました。 

この度はお友達ご一家には本当に悲しい思いをさせてしまいました。 このようなことになろうとは思ってもみませんでした。 里親様ご一家が大変いい方々だけに、やりきれません。 ご自分たちの方がお辛いのに、先日は私のほうが反対に慰められてしまいました。 ウェンディちゃんのおかげでいい出会いがありました。  

預かりを始められたとの事。 預かりママの輪が広がることはそれだけ救われる命も増えるということですよね。 まゆちゃん、よろしくお願いします。 一日も早くいいご縁がありますように! 私も初心に戻って、来週から再出発です。 
Posted by Yukko at 2007年09月29日 20:22
えむこさん

今回のウェンディちゃんの預かりでは、結果的に何もしてあげられず、悔いばかりが残りました。 でも皆様の暖かいお言葉で元気を頂きました。

私も天国のウェンディちゃんに「頑張ったね」と言ってあげたいです。  応援ありがとうございました。
Posted by Yukko at 2007年09月29日 22:04
たまさん

引き出されてすぐの2週間、ウェンディちゃんが一番傷ついている時にお預かりしていただき、可愛がって頂いた「たまさん」ご夫妻。 ウェンディちゃんの訃報をすぐにでもお伝えすべきところ、申し訳ありませんでした。 同じお預かりとして、きっとショックだろうとためらっているうちに日がたってしまったということもあります。
いつも気にかけて応援して下さっていたので、すぐにわかってしまうのは明らかだったのに。 

たまさんのブログにウェンディちゃんにフードを食べさせる時や薬を飲ませる時の大変さが楽しく書かれていて、とっても参考になりました。 確かに大変でしたが、今ではいい思い出ですね。 ウェンディちゃんはやはり淑女で良家のお嬢さんだったんでしょう。 今頃天国でハクションしているかも。

ご主人も「うちの子に」とおっしゃってくれていたそうですね。 私どもはマタマタ思い上がっていたようです。 ウェンディちゃんの名前も確かご主人が付けてくださったんでしたね。 お忙しい中、ウェンディちゃんのこと一生懸命向き合い愛情をかけてくださいました。 ありがとうございました。   

これからと言う時にあまりに早すぎる死でしたが、ウェンディちゃんが最高の幸せの中で旅立ったのは確かです。 ウェンディちゃんには何もしてあげられませんでしたが、すばらしい里親様とご縁を繋げてあげられたこと、誇りに思っています。

お互いお預かりとして、決してウェンディちゃんのことは忘れられないでしょう。 是非またお会いしましょうね。  
Posted by Yukko at 2007年09月29日 23:44
Kiccoさん

この度は、ブログの作成、預かりの立会い、コーディネーターなど、大変お世話になりました。 預かりとして、初めての辛い経験でしたが、また色々考える機会も与えてくれました。 ウェンディちゃんの死を意味あるものにするためにも、預かりを続けていこうと思っています。 微力ですが、今私にできることを続けていくつもりです。 よろしくお願いします。
Posted by Yukko at 2007年09月30日 00:19
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